はじめに。
皆様のお陰で1周年。
この一年間あっという間でした。
お店を好きで、コーヒーの味が好きで通っていただけている方。
ありがとうございます。
心のそこから感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
自身も味に関して自信はありますが、お客様からの評価が確信に変わります。
いつも来ていただいている常連さん、ホテルに滞在していた外人さん。
特に、あれだけ莫大な数のコーヒーショップがある、コーヒーの文化が根深いとんでもない競争があるいわゆる本場の味が生活の中心のなかで、
帰国する際に外国の方に豆を買っていただけると、特に確信に変わります。
さて、今年のお話をしたいと思います。
今年は、お店を続けるかどうかを見極める年にしたいと考えております。
というのも、これだけ味を突き詰めいいものを作っているなと確信に変わっても、
そもそも「コーヒー」というものに需要がないとお店を続けるのは難しいかなと考えているのが一つです。
「コーヒー文化」の広まり方自体も違いますが、本場のオーストラリアですとフードはまったくないお店もたくさんあります。
一日、同じ人が3回コーヒーを店内利用、またはテイクアウトする。
そんなコーヒーの消化の仕方です。
そんなことにはならないとわかったうえで、お店は出店しておりますので承知をしておりましたし、もちろん食事もデザートも楽しんでいただくために開発しております。
けして、強制的に皆様にそうしてほしいと、
お願いをしているわけではもちろんありませんし、
私の責任以外なんでもございません。
しかし去年は、テイクアウトをはじめもう少し「コーヒー」を楽しんでいただける方がいらっしゃるのではないかという予想よりも遥かに下回る結果となりました。
デザート、食事。
summerbluecoffeeは「カフェ」ではないのです。「コーヒーショップ」です。
あくまでも「コーヒー」というものを更に引き立てる要素として、デザート、食事を用意しています。
そして、せっかく「本厚木」にあるお店ですし、この地全体が盛り上がることが目標ですので、食事に使用しているメインのパンや、食材も「本厚木」のお店からほとんど仕入れをしております。
そして開催するイベントも、お店の感度に合う形は前提として
できるだけ「厚木」の方にスポットライトが当たるイベントを開催しております。
食事やデザートメニューはお店に置くということで、どれも本気であーでもないこーでもないと全て試行錯誤しておりますので楽しんでいただけるのは本当に嬉しいですし、これもまた確信につながっております。ありがとうございます。
ですが、プリンがない、食事が売り切れると来店いただけないなど、
「コーヒー」の需要より他の需要が大きいのでは、絶対に意味がないのです。
この場所「本厚木」に「コーヒー」の需要がないとお店は続けることは難しい。
そう考えております。
私自身はもちろんその需要に対して本気で今年も取り組もうと考えている上で、だらだらとやるのが嫌いな私は今年で白黒はっきりつけていきたいなと考えています。
もう一つは、最近表面化して僕が生まれたときから、
昔からずっと水面下で続いていた、金、癒着、天下り、派閥など。
変わるなら今しかない、今年しかないと思います。
東京だけの問題ではないです。
地方や他の地も侵食されて、染み付いてます。
今年世界も日本も、何かが変わりそうです。
崩れたとき、それでも世の中は回り続けます。
そして、人間の傷口が塞がるように崩れたあとの構築もまたあっというまです。
年齢は関係ないと僕は思ってます。
でも、できれば若い方。
本質を大切に。街が美しい一つの生き物になるように。
血を流すように大変ですが、数年一緒に汗をかける方いませんか?
お店のゴールは、若い世代にバトンを託すことです。
形にする前からそれは胸に決めていました。
なにか変えるぞー!という気持ちを感じたい。
変わらなくてもいいです。
その大きさが、感じ取れる一年になることを祈っております。
最後に、いつもお店のカルチャー、コーヒー、デザート、食事の味を楽しんでいただけている常連の皆様にこころから感謝申し上げます。
今回の文章はけして悲観的ではなく、
この地、また世の中の需要に応じての店の火が消えるか消えないかということですし、
まだ余白が沢山ありますが、
この業界に足を踏み入れた頃と比べると、
私自身が望んでいたスキルは本当に手に入れることができたのだと、
実感できる一年となりました。
今後もお店が続く限り、お気に入りのお店に今までと変わらずのんびりしにきてくださいませ。
かっこのつけたおしゃれな店ではなく、
私の等身大のお店ですのでフランクに来ていただけるとこちらも嬉しく思います。
私ひとりのお店ですので、このようなことを素直に書くことを決めました。
また、来年もブログを更新できるよう精一杯頑張って参ります。
今年は、本厚木に住んでいる若い方たちと様々なイベントをお店で行って行く予定です。
僕自身は腐ることはなく、本気でこの一年も臨んで参ります。
最後に、本年も本厚木の皆様にとって良い年になりますこと心から願っております。
それではまた、お店で美味しいコーヒーとともにお待ちしております。
summerbluecoffee